1.マルテンサイト系ステンレス鋼|マルテンサイト系ステンレス鋼ガイド by Welleshaft マルテンサイト系ステンレス鋼の定義は、熱処理によく反応する、強靭で耐摩耗性のあるステンレス鋼種です。オーステナイト系鋼種とは異なり、磁性を持ち、航空宇宙部品、自動車部品、油田用工具、切削ブレードなど、強度が延性を上回る場合に理想的です。マルテンサイトとは何か、マルテンサイト構造はどのように形成されるのか、オーステナイトやフェライトなどの鋼とどのように異なるのかを学びます。また、マルテンサイトの様々な鋼種、実用的な用途、熱処理が性能に与える影響についてもご紹介します。2.マルテンサイト系ステンレス鋼とは?マルテンサイト系ステンレスは炭素を含むクロム鋼合金で、通常10.5%から18%のクロムと1.2%までの炭素を含みます。焼入れ中に、マルテンサイトと呼ばれる硬い組織が形成される。